感覚を拡げる -対談 ENSEMBLESの思想-
大友良英展がいよいよ始まりました。
オープニングトークにライブと開始早々から気合いが入ります!
オープニングトークは、2008年に始まったENSENBLESの今を中心に話が進んでゆきました。
大友さんが美術と初めて関わったきっかけは飴屋法水さんの作品に参加したことに始まり、2008年、山口情報芸術センター[YCAM]では作り手として作品制作を行い大規模なENSENBLES展が開催されました。
そうして美術と関わる中で感じた音楽と美術のシステムの違い。そこから浮かぶ疑問も感じたそうです。
大友さんの話し方は、気持ちのいいほどあっけらかんとストレートで、一言一言に突きつけられるようではっとさせられました。
そして話は音楽について。
そこら中にヘッドフォンで音楽を聴く姿が日常化している現在。
「昔は、蓄音機やレコードプレーヤーのある家にあつまり音楽は皆で聞いた。
音楽は共有するもの。そこからのメッセージは受け手や環境によりどうにでも転ぶ」と大友さんは話します。
電車の中のヘッドフォンをつけたまま、携帯画面を一心不乱に見る人に驚いたと五所さん。
周りへの関心が薄れ、無関心になる事の怖さを実感したそうです。
共有することで生まれるもの。
日常で当たり前のように耳にする音楽は、私たちの社会にとってかけがえのないものなんだと改めて考えることが必要なのかもしれません。
とはいえ大友さんの脱線トーク楽しく、わいわいと会場を交えて盛り上がり、笑いあり真面目ありの対談は時間切れと共に幕を閉じました。
2010.1.8 oz